世界大会の持ち込み経緯

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kuranです。今回TEPPEN WCS 2020で優勝できました🏆そこで今回は大会に持ち込んだ3つのデッキを、なぜ、選んだのか語っていきたいと思います。




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この3つが僕が大会に持ち込んだアーツです。
アーツ自体は、ランクマッチでよく見るアーツばかりだと思います。それぞれのデッキにちゃんと役割を持たせているのですが、この持ち込みに決まるまでは、やはり相当悩みました。




没デッキたち

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今大会一番多かったデッキタイプ。強いのは間違いないのですが、大神降ろしに比べて手札事故(探索事故)が発生しやすいのと、八岐大蛇に対してアクセルくらいしか回答がないのが嫌で断念。ミラーもできればしたくなかった!


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赤緑大盾は過去、ランクマッチでかなりお世話になったデッキで持っていきたかったものの少しパワー不足が否めない。ほとんどのデッキに対して相性が五分くらいで、一つのプレミで試合が崩壊しかねないので、緊張するであろう世界大会でプレミしてしまったら、という懸念点もあり断念。


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自作のデッキ。緑単色、飛ばない混色デッキ、黒単除去デッキに有利。抗体、大神に五分から微不利、テンプ、ウロボロス、黒単阿修羅に不利がついている。今大会テンプ、ウロボロス、黒単阿修羅は少なかったものの、もっといると思っていたので活躍の場が少ないと思い断念。


テンプテーション
ここからはデッキの中身は割愛します。僕はテンプテーションは正直、持ち込む価値がないくらい弱いと思ってました。まず不利対面が多すぎること。引き次第では簡単に、プレイングが関係なく負けてしまうこと。そして僕の所属チームであるSWAGの人たちは全員テンプを2タテできる編成を持っていっていたこと。だから断念!


瞬獄殺
最後まで僕の持ち込み選考会には残っていたが、ウロボロスに枠取られたマン。ウロボロス、黒単阿修羅、大神降ろし、抗体、辺りがランマッチレベルではないので、無理すぎて断念。


落鳳破
持ち込み決めから大会へ向けた練習まで、僕を一番苦しめた存在。一番意識した存在。練習中にこのデッキに負ける時のストレスがやばすぎて、使うということを忘れて対策に明け暮れました。まあ、ミラーが不毛すぎて持ち込まなくてよかったとは思います。




持ち込みについて


まず、僕の考え方としては、何かのデッキに2タテされにくい、どんな持ち込みに対しても5分以上戦えるような編成にしようと決めていました。そのため色も分かれています。同じ色を持ち込むと、苦手分野が被ってしまうかもしれないからです。それらを踏まえてのこの3つの持ち込みでした。



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このデッキの役割としては練度には自信があったので、ミラー、抗体をなんとか抑えつつ、憎き落鳳破、ウロボロス、黒単阿修羅、テンプ辺りに対して出そうと考えてました。採用カードに特徴はないので不採用カードについて話そうと思います。
救出の銃撃:僕はあまり入れるメリットがあるとは思わなかったし、今も思ってません。手札で腐るだけ。
殴り愛:1枚ならあり。2枚以上はありえない。ユニットカードが20枚より少ないと黒単デッキにリソース負けする可能性が高くなるので枠的にも採用できず。
レジェンドリュウ:一番の特徴であるはず。ちーさんに言われて同じ考えになった。はっきり言っていらない。まず赤単デッキ、特に抗体に対して弱すぎる。出したら負けレベル。緑単色にも封印一枚でおわ。落鳳破にも工作とアーツでおわ。黒単に対しても確定除去にビビって手札が高コストで埋まって負ける可能性が出てきてしまうし、実際あった。それよりかは黒単に対しては低コストユニットで除去をケアしながら追いつけないように攻めれば勝てます。※個人の意見です。




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このデッキの成り立ちはtarakomanさんが紹介してるのでそちらをぜひ。役割としてはテンプテーションを倒すためにできているのでテンプテーションにほぼ100%勝てます。大神にもほぼ、100%、抗体に80%ほど。しかし混色アグロ(特に黒緑)に不利、落鳳破にも不利がついています。黒単にはそこそこやれます。最初、緊急回避は入ってなかったのですがアグロがきついことが判明したため回避を2枚。フォボスを最初は3枚にしてたけど重すぎて手札で溜まっていくので一枚out!フォボス発勁デッキ。ランクマでは厳しいかな。大会向け。




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準決勝、決勝とこのデッキで激しい試合をしたため印象に残ってる人多いはず。まさかこのデッキを僕が持ち込むとは僕自身思っていませんでした。全ては落鳳破が悪い!デッキ提出当日に突如持ち込みを決定しました。黒単色を持ち込んできた相手に恐怖を与えつつ、落鳳破に有利がついているため大神といっしょに2タテする役割。練習中に気づいたけど意外と混色アグロに5分くらいついてることが判明(kuran調べ)。このデッキは、採用、不採用についてしっかり説明します。
捕食、王座、静電主、再生、末路、タイラント、八岐大蛇、歪み。この辺りはまあいいでしょう。確定枠だと思ってる。
サイコパワー:2コストなのが偉い。バフはないと何にも勝てないので必要なのですが、他の検討枠としてリンゴがありますが、リンゴは3コストがきついのと、上手い人は倒しに来るのではなくてライフを削りに来るので、りんごのせいで負けかねません。むしろ打たれて喜ぶパターンの方が多い。落鳳破や百戦錬磨などで大ダメージ食らっておわ。
乗り移る悪意:強い!支配ケア、確定除去ケア、アグロ強化ユニットリセット。一番は赤単、緑単デッキに対しての八岐大蛇リセット。テクいカード。一枚おすすめ。
ゴアマガラ:あくまで大会用のメタデッキなので落鳳破、黒単にさらに強くするため採用。回復強い!準決勝のラストマガラは熱い!!!
確定除去枠:反逆者の記憶は確定枠で良い。イービルゲームはウロボロスでは必要ないと考えてます。瞬獄殺等のデッキで使う時、まず捕食で自分の盤面からにしてから打つことがよくあると思いますが、ウロボロスだとその捕食の打ち先ユニットが高コストであるためもったいない!そのためこちらも損害大きく使いづらいと考えたため不採用。抹殺と同門殺しは最初枚数を逆にしていたのですが、同門殺しの除外効果はあまり強くなく、八岐大蛇やレジェンドゼロ、真田幸村などに打てないので弱め。逆にしていて本当によかった!なんなら全部抹殺かイービルゲームに変えた方がよかったかも...




と、いう感じでした。day2までの一週間は落鳳破対面の練習を何十戦もしてストレスを抱えてました(もちろん他対面もしました)。準決勝、決勝の試合しか流れてないのですが、今後一回戦から3回戦までの試合も流れるということで楽しみにしていてください。全試合、いい試合でした。⚠️なお、ウロボロスで一回上振れホッケイあり。
 大会は総じて楽しかったです。2021年もTEPPEN楽しみながら頑張ろうと思います。今回のブログがみんながデッキを作る時、大会に出るときの持ち込みの考え方に繋がればうれしいです。ではこのへんで👋